昨年度、相生産業高校と地元事業者、相生商工会議所がコラボし、新たな相生の特産品づくりに取り組んだ異業種交流活性化事業で出来上がった商品の「ふりカキ」が「商業高校フードグランプリ2018」で見事大賞を受賞しました。

　商業高校フードグランプリは、伊藤忠食品株式会社の主催で、継続的に流通・販売可能な商品の条件や課題を学ぶことを通して、商品の改良や次の商品開発に活かすこと、また地域食文化の継続に寄与することを趣旨として2013年から開催されており、相生産業高校は初出場で栄冠を勝ち取りました。

　今回は39校54品が全国の高校よりエントリーされ、予選を通過した7校7品が9月28日・29日に東京のKITTE丸の内で開催された本選に出場しました。本選では一般来場者に対して接客販売、試食を行ったほか、商品をPRするプレゼンテーションが行われ、9名の審査員による審査と来場者投票の結果、大賞となりました。

ふりカキ：（牡蠣ふりかけ）

　市内の小学生にアンケートを行った結果、市の特産品である牡蠣を食べたことがない子が3割もいることがわかり、「子どもたちに食べやすい商品を作りたい」との思いで、開発しました。

　また蒸牡蠣を製造する際に発生する濃厚なエキスがミネラル豊富で栄養満点にも関わらず、これまでは廃棄されていたことも知り、活用する方法を考えた結果、エキスをカツオのフレークに浸み込ませた、牡蠣のふりかけを企画しました。何度も味見を繰り返し、牡蠣の風味を残しつつ子供たちにも食べやすい味に仕上げました。乾燥した牡蠣身も入っており、いつでも手軽においしく牡蠣の味を楽しんでいただける自信作です。

【ふりカキ販売場所】2018.10.4現在

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